第三者割当増資のお知らせ
2022年12月09日
雇用DXのHRソリューションズ、5.1億円増資
~デジタル給与受取サービス開発など~
第三者割当増資で日本政策投資銀行とみずほ銀行より
雇用DX「採用支援システム リクオプ」「雇用支援システム ハイソル」「勤務シフトマッチングサービス シフトワークス」等を提供するHRソリューションズ株式会社(東京都中央区、代表取締役:武井 繁、以下当社)は、株式会社日本政策投資銀行、株式会社みずほ銀行を引受先とした合計5.1億円の第三者割当増資を実施しました。当社は、このたび第三者割当増資による初の外部資金調達を行い、事業成長をさらに加速いたします。
1.当社について
当社は、2012年から2022年の10年間にかけ、日本国内中心にのべ3452万人の就転職希望者を顧客企業へ当社プラットフォームを通じ送り届けてまいりました。2022年11月末時点で全国1,025社・47万事業所にサービス提供し、年間約600万人超が、当社顧客に応募しています。
顧客産業は小売、物流、飲食、医療・福祉・介護、教育、レジャー、サービス、宿泊ほか3次産業を中心に、省庁や地方公共団体などに分布、雇用創出と労働生産性改善を通じ社会価値の向上に寄与しています。
サービス開始より注力してまいりました「採用支援事業」に加え、2018年より「労働生産性向上支援事業」を本格展開し、勤務シフトと作業割当の自動化が、大手小売・流通業や外食、物流業界などで導入が進み、今後も「採用支援事業」以上の成長を見込んでいます。
2.「はたらく個人」への貢献
これから当社は「はたらく個人」一人ひとりの実質収入を最大化し、日本におけるウェルビーイングを実現してまいります。また、金融包摂層に対する就業機会や収入増の機会、医療を含めた福利厚生支援を充実させることに加え、将来の資産形成を含めた、財務的なウェルビーイング実現の支援を開始してまいります。
3.資金調達の主たる目的
当社はこれまで、雇用主むけに採用・雇用を改善するためのソリューションを企画/開発/提供してまいりました。 今後は、上述のとおり日本社会におけるウェルビーイングを実現するために、就労者・求職者の方々が「より豊かに、安心して働いていただける」ためのサービスを開発・提供してまいります。 此度の資金調達は、当該サービスの開発投資とあわせ、既存事業のさらなる成長加速、人材採用の強化、マーケティング活動の強化等に継続投資することを目的としています。 当社は、これまで培ってきた要素技術を組み合わせながら、関連・周辺サービス企業様との協力により新サービスを開発してまいります。
その皮切りとして、「デジタルマネーによる給与受け取りサービス」を開発し、就労者の利便性に寄り添ったサービスを、全国の顧客企業とその就労者に提供してまいります。 これらの構想を実現するために、当社は一層の、情報セキュリティ投資を推し進めます。2022年10月現在、当社サービスは、ISO27001(ISMS)・ISO27017(クラウドサービスセキュリティ)・ISO27018(個人識別情報保護のための実施規範)・ISO27701(プライバシー情報マネジメントシステム)・ISO20000(ITSMS)の、5つの国際規格認証を取得済みですが、全ての顧客と関係者の皆様に、安心して当社サービスを活用いただけるよう、更に力を注ぐ予定です。
5.本増資における投資家よりメッセージ(順不同)
■株式会社日本政策投資銀行
日本政策投資銀行は、企業理念「金融力で未来をデザインします~金融フロンティアの弛まぬ開拓を通じて、お客様および社会の課題を解決し、日本と世界の持続的発展を実現します~」に基づき、成長資金に係る市場の発展や地域経済の活性化、競争力強化に向けた、お客様の取り組みを積極的にサポートしています。 HRソリューションズ様が実施する採用・雇用関連分野におけるソリューションの更なる高度化など、事業拡大に対する資金面での支援を通じ、サービス業をはじめとする各産業の人手不足解消や生産性向上による我が国の競争力強化に大きく貢献するものと考え、同社に対する本件出資を実施しました。
■株式会社みずほ銀行
副頭取執行役員 梅宮 真 様
HRソリューションズ様としての初めての第三者からの資本調達に事業パートナーとして参画させて頂けることに大変喜びを感じています。
働き方が多様化し、人手不足の解消が社会課題となる中で、HRテックとFinテックの掛け合わせたサービス提供には、多くの可能性を感じています。
みずほ銀行は、新たな価値を創造し、豊かな社会の実現に向けて共に挑戦をして参ります。
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